藤倉大《Amber Alchemy》世界初演
Antonio Pappano指揮London Symphony Orchestraがサントリーホールで初演。マーラー《復活》と同じプログラムに置かれた新作委嘱。
KAJIMOTO ↗現代音楽、実験音楽、即興、電子音響、ジャズ。国内外の新作・初演・公演から、いま聴くべき動きを選び、その背景まで伝えます。
Daniel Glatzel率いるAndromeda Mega Express Orchestraが10月に初来日。ジャズ、アヴァンギャルド、伝統音楽、インディー、エレクトロニカを、折衷ではなく一つの作曲システムとして扱う。250公演・25カ国を経たベルリンの実験的大編成が東京へ。
SUPERDELUXEで詳細を見る ↗Antonio Pappano指揮London Symphony Orchestraがサントリーホールで初演。マーラー《復活》と同じプログラムに置かれた新作委嘱。
KAJIMOTO ↗TOKAS二都市間交流事業で9〜11月、台北のトレジャーヒル・アーティスト・ヴィレッジに滞在。台湾各地の寺院や廟の音と空間性、民間信仰をリサーチし、現地の演奏家やコミュニティとのワークショップ、サウンド・インスタレーション制作へつなげる。
TOKAS:松本真結子 ↗ブラジルを拠点に実験音楽とサウンド・アートを専門とするキュレーターChico Dubが、TOKASのリサーチ・レジデンスで9〜11月に東京滞在。日本のノイズ・シーンを、空間、社会、パフォーマンス、音響の側面から調査し、ブラジルと日本を結ぶ将来のキュレーションへつなげる。
TOKAS:CHICO DUB ↗ミニマル/ヒプノティック・テクノからアンビエント、実験音響へ。DJセットを「電子音響の構成」として聴く。
DOMMUNE ↗Gustavo Dudamel指揮New York Philharmonicによる委嘱新作。複数文化と複数リズムの共存を大管弦楽へ持ち込む。
NEW YORK PHILHARMONIC ↗Rochester Philharmonic Orchestraの「Voices of Today」委嘱。歴史的レパートリーの中に現在の新作を置く。
ROCHESTER PHILHARMONIC ↗純正律、HEJI記譜、音響学、弦・金管の微分音奏法を共有するアカデミー。調律が個人的語法から演奏家の技術体系へ。
MUSIKFABRIK ↗1970年代から続くSerge Modular synthesizerを用い、noise、trance、minimalismを都市の音響風景へ編成する。
ISSUE PROJECT ROOM ↗カーヌーンとサックス/ナイ、ギター、ベース、打楽器。maqam、tarab、即興、ジャズを一つの現代的室内楽へ。
ROULETTE ↗ピアノ中心のポスト・ミニマリズムから、合唱、弦、シンセ、ドラムマシン、アンデス音楽までを含む拡張された作曲へ。
OFFICIAL ↗soprano sax、piano、double bass、tablaという変則カルテット。静けさと即興を重視した室内楽的ジャズ。180g LPも発売。
ACT MUSIC ↗David Virelles、Reggie Workman、Andrew Cyrilleによる初録音。Trio 3の系譜を受け継ぎながら、キューバ音楽の記憶、現代作曲、即興を、余白の大きな三者対話へと結び直す。
LISTEN / BANDCAMP ↗Sarah Gail Brand、Cath Roberts、Andy Champion、Emil Karlsenが初対面で行ったライヴ録音を作品化。トロンボーン、バリトンサックス、ベース、ドラムによる、文字どおり安全網なしの集団即興。
LISTEN / BANDCAMP ↗Caterina Barbieriが率いる70回目。金獅子は灰野敬二、銀獅子はSarah Davachi。23の新作、18の世界初演を含む。
LA BIENNALE ↗Andromeda Mega Express Orchestra → Émile Parisien → Keiji Haino
ニュースの続きを追うための「入口」。直近の出来事を繰り返すのではなく、経歴、過去作、録音、コラボレーションへ遡って、その音楽がどこから来たのかを深掘りする。
Daniel Glatzelが2006年ベルリンで結成。固定ジャンルを持たず、ジャズ、現代作曲、ロック、エレクトロニカ、各地の伝統音楽を大編成のための作曲へ統合してきた。Anthony Braxton、The Notwist、Efterklang、Hermeto Pascoalらとの共演歴も、この集団の射程をよく示している。
過去作を辿る:《Take Off!》(2009) → 《Bum Bum》(2012) → 《Vula》(2017) → 《Means of Transport》(2021)。20年の変化をアルバム単位で追うと、「ジャンル横断」よりも大編成そのものを一つの作曲装置として扱っていることが見えてくる。
1982年生まれのフランスのソプラノ・サックス奏者/作曲家。Michel Portal、Vincent Peirani、Joachim Kühnらとの仕事を通じ、現代ヨーロッパ・ジャズの中でも特に作曲と即興の境界を精密に扱ってきた。
深掘りルート:Vincent Peiraniとの《Abrazo》、大型アンサンブルやMichel Portal周辺の録音を経て、新作《Floating》へ。《Floating》ではYaron Herman、Linda May Han Oh、Prabhu Edouardと、ドラムセットを置かない室内楽的なカルテットを形成。CD/デジタルに加えて180g LPあり。
1970年代から半世紀以上、ロック、フリージャズ、ノイズ、電子音響、ドローン、伝統楽器を横断してきた即興家。Biennale Musicaは2026年金獅子生涯功労賞の理由として、即興と現代的実験の言語への先駆的貢献を挙げる。
入口になる系譜:不失者 → ソロ《Watashi Dake?》→ Loren Connorsとの共演 → Jim O'Rourke/Oren Ambarchiとのトリオ。爆音だけでなく、音が立ち上がる前後の沈黙、身体、空間まで含めて「演奏」とする姿勢を追うと像が変わる。